鹿伏

劇場版 零 ゼロの鹿伏のレビュー・感想・評価

劇場版 零 ゼロ(2014年製作の映画)
2.7

中条あやみになりたい。それか中条あやみと結婚したい。わたしが。あのカンジなのに素が関西弁なのはやりすぎ。ずるいよ
ただ内容は、考えつく百合要素をありったけ詰め込んだらどれも中途半端になってしまってあらゆる要素が作用しなかった好例。さらにホラーもミステリも混ぜようとするから方向性がてんでバラバラで……

原作ゲームはPS2からWiiまでやるくらいには好きで、だからこそなんでわざわざ「零」って名前を冠したんだろう。零の基本構造ってイカレた因習が残る寒村や屋敷、そこで行われる儀式や秘祭といった日本的な陰鬱な怖さを前面に出して、そのキャラクターたちがコーエーテクモ特有のマネキンぽい美少女、おばけ屋敷チックなドキドキ、退治するツールがカメラだから幽霊をちゃんと見ないと倒せない、が挙げられると思っていて、むしろ零の名前を使ったせいで期待はずれって感想を呼んでしまったんじゃないかしら。零って名前をつけないと話題にさえならなかったのかもしれないけど

ミレーの「オフィーリアの死」が本当にビジュアル面でしか活かされていないことに驚く。百合の耽美を演出したい!キリスト系の衣装と同性愛!マリア様がみてる!的な。各方面から怒られるよ

少女って名前の病!
鹿伏

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