バナバナ

白い沈黙のバナバナのレビュー・感想・評価

白い沈黙(2014年製作の映画)
4.0
父親がちょっとお店に入っている隙に、車に乗っていた9歳の娘が誘拐された。
映画は、現在(8年後)、過去(4年前と6年前)と脈絡なく時間軸が変わる。
特に現代のパートは、刑事さんが誘拐されてから何日目の出来事だったのかとか、犯人グループの関係性などの説明は全くない。

また犯人の目的は小児愛好ではなく、誘拐された本人、その家族が苦しんでいる姿をネットで見続ける為、という気持ち悪さ。
こういう訳の分からない事件の犯人の目的って、凡人には決して理解できないから、捕まえるのが難しいんだろうな。

雪深いカナダの静かな町を舞台にしているので、閉塞感が半端ない。
特にいつまで経っても妻に責められ、警察にも疑われる父親がかわいそうだった。
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