トミー・リー・ジョーンズの過去の監督作については全く知らず、
「危険地帯でなにか重要なものを運ぶミッション」というあらすじと
ジャケのコピーに惹かれて観たら、ちょい騙されたカタチに…
しかし、アクション・サスペンス成分は控えめの地味な作りながら
主人公カディの「家庭を持つ」幻想に囚われている不憫描写、
付添人となるジョージのこの上なくカッコ悪い初登場シーン、
厳しい環境での生活に敗北して荒んだ男達…によって
犠牲となった（らしい）女性達のバックボーン
…等々、これはこれで見ていて味わいがある前半でした。
後半の驚きの展開と、ラストの「謝礼と墓標」の皮肉な描写に関しては…
単に自分の読み取る力がない為でしょうが、そこまで「含み」を
感じ取れませんでした…
