Aotenjyo1109

ラブ&マーシー 終わらないメロディーのAotenjyo1109のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ビーチボーイズとブライアン・ウィルソンについては去年公開されたドキュメンタリー映画の後編を観た程度の知識しかない

前半の「ペットサウンズ」のレコーディング風景は、当日こんな風に音を作っていったんだろうと想像が出来面白かった
短いが「グッドバイブレーション」が出来る瞬間も盛り上がる

「スマイル」頓挫から精神が崩壊していく中盤は観てて辛くなってくる、そして映画も退屈にもなっていく
ポール・ジアマッティが上手いので精神科医ユージンがほんとにムカつく
彼を出し抜く瞬間が一番カタルシスがある

ラストは病気が改善したと字幕が現在の本人映像で終わるが、どうしても映画的な盛り上がりはないので「良くなって良かったね〜」以上の感想は出てこない

ジェームス・ブラウンの映画の時も思ったが、キャリアの後半を描くと退屈になるのは仕方がない
JBはライブシーンが多かったので楽しめたが、これは曲は長くかかることが殆どないのはいかがなものか?

恋人が善人過ぎる気がしたが、映画的にも映画化承諾的にも仕方がないのだろう

ポール・ダノのなりきり具合は凄かった
歌も上手くて驚いた
Aotenjyo1109

Aotenjyo1109