ホラーな夜道

フューリーのホラーな夜道のレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
4.8

1917を当時劇場で観てかなり衝撃を受けましたが、それ以来にまた戦争映画の名作に出逢ってしまいましたね。

ストーリーはフューリーの乗員5人が任務を何個かこなしていくという至ってシンプルなものなんだけど、人間関係の変化や青年の成長、戦争の惨さ、残酷さもしっかり描かれている。
登場人物たちの重みのあるセリフも心に響くものが多い。

というか、内容はシンプルとか言ったけど、戦争において任務の1つひとつにおいて軍人にとっては常に命懸けだし、犠牲もあるし、犠牲を生まないための責任もあるし、様々なドラマがあるんだよって教えてくれる。
戦争は体験してない僕らにとっては作戦名や犠牲者は何名でたとか、映像やモノクロ写真でしか分からないものなので、現実味を感じることは少ないけど、今作では"そこに生身の人間が生きていて、しっかり作った歴史だったんだよ"って感じることが出来ました。

ニュアンス的にはブラピと青年の構図がプライベートライアンに精通するものもあり、古くからの戦争映画好きにも刺さると思うし、何よりも本物のシャーマンやティーガーを使った撮影や戦闘シーン等は、戦車オタクは本当に堪らないんだろうなと思いました(^^)
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