三鷹

人質の三鷹のネタバレレビュー・内容・結末

人質(1999年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

これも邦題が内容と合ってない気がする。「人質」?犯人が拘束しているわけでもないのに人質かぁ…。
見たい映画リストに入っていなかったのだが店内で物色中パッケージの粗筋を読んで面白そうと思って借りて観た。

金銭目的から資産家夫婦の妻を誘拐、誰も知らない森の土中に埋めて身代金を夫に要求する犯人ハリー。
棺の中の空気が無くなるタイムリミットは24時間、偏執的な性格を匂わせるハリーは自分の担当にマディ刑事を指名する。
ハリーが心理的な揺さぶりをマディにかける、その二人の対立が話の見どころなんだろうと思う。ちょっと「羊たちの沈黙」?っぽいかな。

話は中だるみもなく、93分というテレビドラマ的なコンパクトさでマディが抱えている精神的な問題を無駄なく事件と上手く絡ませながらよくまとまっていて面白かった。
「レンタル専用」映画扱いで地味だけれど実力のある役者たち揃えて作ったなぁという感想。
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