神のこと気にしすぎだろ、神に善意なんてあるかよ。
この作品が傑作かどうかは私の知るところではないが、期待していたチェコ感は、そこにはなかった。
纏わりつく絶望に満ちていないなど総じてチェコにある諦めが感じられなかった。現状をよくしようと足掻いているとか、全然チェコっぽくない。
神に縋って、神が人間を救う何かだと信じているところとか最高に滑稽だった。神に祈りすぎだろ。マルケータが「私だけは違う」みたいなふりをしていたのも面白かった。立つための大地が既にないのに。
監督がパンフレットの中で「完全に独学で映画撮ってるとこが、他の監督と違うとこかな」というようなことを言ってたのが印象的だった。