このレビューはネタバレを含みます
号外/
『南アフリカ』の【野蛮さ】がプンプンして良いね!!
って言っても
アメリカやEUの警察モノは
普通に近代国家として「統治」されていて治安が良い
って言うイメージがあるんだけど
今回テーマになってる『南アフリカ』って特殊な印象
【国家が黒人を差別隔離する】ことを推奨してる時点で
近代国家として【統治】されてない
だから「警察」という「統治機構」であっても脅威を感じず刑事一人殺しても何ら怖くない
もっと言うと警察潰して【ヤル】!!
精神が凄いし
それが
【南アフリカで現実に起きてる事なのかそうでないのか】
【フィクションなのかノンフィクションなのか】
『南アフリカ』への「情報弱者」という【盲点】を突く環境設定の選択も見事にヤラれた
暗躍する組織が【警察】【裏切り者】【警察の家族】を
【皆殺しにして逝く状】って
こちらが「情弱」な分
【凄くリアリティーがあるモノ】
として入ってくるんだよね!!
逆に『刑事』であるはずのオーランド・ブルームが【強盗】する警備会社への【行動】も【リアリティー】がある!
もうなんでもアリなんだよね・・
ただ
【警察の家族】殺し出す辺りから
ただのヤクザ映画になっちゃたかな
【母親】【元妻】
殺したりレイプし出す辺りから
そもそもこの警備会社って何者?と思ってしまった
こういうやりたい放題無秩序なことヤッテる奴らなら
本来警察にマークされてるか
もしその【統治】が出来てなければ
政治屋との【癒着】、【揉み消し】も今まであるはず
それもよく描かれてない
いきなり暴れて【足跡】を残す幼稚ブリがよくわからないし
「黒人同士の殺し合いを目的」と言ってるわりに
どこから発注されたものか
それがもし蔓延したら『名誉白人』にまで危害を加える物ではなかったのか
もし『国家』がそんな物解放したら『秩序保全』が出来なくなるだろう・・
ちょっと『開発理由』が稚拙な感じがしてならなかった
で
最期はただのよくある復讐劇
フォレスト・ウィッテカー演ずる『刑事』がソノ化学兵器を注射された子供のように暴力的になり疲れ果てるまで【母親への復讐】をして逝ったという
【皮肉】
【トラウマこそ人と人を狂気の沙汰に駆り出し人を減らしていく虚しい所業なんだよ】・・
という映画からのメッセージだったのかもしれない。