つるみん

ラマンのつるみんのレビュー・感想・評価

ラマン(2004年製作の映画)
3.0
廣木監督とエロ目的で観たのですが、うーん。まぁ普通かな。別に超絶ダメって感じではない。むしろ独特な雰囲気とかは好きですし。

内容は、
17歳の誕生日にある少女は自分よりずっと年上の3人の男と、1年間の愛人契約を結ぶ。彼らは少女を「華子」と呼び、少女は彼らをただA、B、Cと呼び、身体を重ねていただけだったのだが……。

安藤希と田口トモロヲ、村上淳、大杉漣といった超豪華キャストでおくる官能ラブストーリー。

なぜ愛人の道に進んだのか、A.B.Cの男たちは何者なのか。など最低条件の情報を我々に与えず、ただただ契約を結んだ1年間を断片的に描いていくのですが、結局のところ〝謎〟な映画なんです。登場人物の正体を一切明かさず物語が進んでいくため感情移入は愚かストーリー自体に入り込めない。
それでも何だか微笑ましいシーンもあるし特に蝉が部屋で飛び回るシーンなんてコメディで3人の男と華子の特殊な関係ぶりが僕には刺激的かつ趣深さを感じられた。

ラストシーンは恐らく泣けるシーンなんだろうけど、そこまで僕は感受性豊かではありませんし、なによりストーリーの細部が何も解決しないまま終わるので、胸の中で引っかかったまま終わってしまった…といった感じでした。

最後のシーンだけ抜き取れば、何だかクサいけど良い映画なんだろな〜って見える。
つるみん

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