コバ

ボックストロールのコバのネタバレレビュー・内容・結末

ボックストロール(2014年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

お父さんが与える衝撃がハードすぎる映画。
ストップモーションとは思えないハイクオリティさ。cgかと思った。味方と思わせて敵、っていう冒頭の展開や、死んだと見せかけて生きてる(モンスターとパパ)っていう最後も良かった。

ボックスモンスターがなぜボックスモンスターじゃないとならなかったのか、多分「箱に閉じこもるのをやめよう」って意味なのかもしれないけど、少年は早々に箱から飛び出し、少女はそもそも性格的に箱に閉じこもってない。1番のクライマックスで箱から出たのはモンスター達だったので主人公とは…?と思ってしまった。テーマやキャラの変化の仕方、敵キャラが与える試練などの物語上の役割がバラバラな感じがした。

敵キャラクターの動機がふんわりしていた。白い白い帽子とチーズ同好会の限界ヲタクみたいなキャラだった。

テーマがいくつかあった。父と子、差別と大衆、ボーイミーツガール。
父と子は良い方向へ解決していた。主人公の二人は成長したのか謎だったが…。
少女の方は、彼女が頑張るのではなく敵キャラの大人たちが改心して助けていたし。人質になったシーンで、父が少女の呼びかけに応えるシーンとかが有れば苦労の結果が出て良かったのにと思った。
少年は冒頭、周囲の世界に怯えていたが最後は力強く生きていたのは良かった。ただ挨拶を習ってすぐに堂々と動くようになったのがもったいないと感じた。それをクライマックスに持ってくれば良かったのに!
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