ドロシー

0.5ミリのドロシーのレビュー・感想・評価

0.5ミリ(2014年製作の映画)
3.8
陸軍と海軍の敬礼の違いが評価のツボだった。重要な事柄チョイスが桃子監督のセンス出てる。
サワちゃんがアホの坂田から譲り受ける117クーペもツボ。めちゃかっこいいですよね。エンジン音も萌える。億にイチ、私もサワちゃんみたいな状況になるかもしれないので、今のうちにミッションとっとくか、や、その前にヘルパーの資格か。
キャストがあらゆる意味で夢の結集でしたね。とてもとても残念ですが今は亡き俳優さんが多数出演されており、画面越しに生き生きと演じていらっしゃるお姿を有り難く噛み締めた。個人的に、昔から木内みどりさんの演技がすごく好きで、今作も良い味出してたな〜木内汁出てたな〜。ずっと観てたい女優さんだった。本当に残念。
サワちゃんが出会った老人たちにもらったものを、価値レベル関係なくずぅーっと大事にしてるところが偉いなぁと思った。
終盤、サワちゃんがラーメン?食べながら言う、生まれた時代も経験してきたことも違う人間同士が今は同じ世界に生きてるってすごくない!?って。すごく分かる!!そこにいちいち感動する感覚、すごく分かる!!私もそこに感動しながら人との出会いを楽しんでいるところがある。
今作、フード描写も印象的。フードスタイリストは安藤和津。奥田瑛二もなんたらプロデューサーで関わっているようで。この家族すごいな。柄本明と角替和枝も出演してて、ここまで身内感強いのに、全然臭くないのってすごくね?
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