この世界観、
ちょーーースティーブン・キング!
最初のページから
物語が不気味に滑り出して
ざらざらとした異質な日常。
田舎町と狂った警官。
不自然な動物たちに怪奇現象。
そして、宗教。
すっごくよかったです!
中盤までは(笑)
多分これ
超常現象の謎がもっと地味だったら
たとえば
"呪われた手紙" とか
"車椅子の老婆の怨念" ぐらいだったら
いい仕上がりになれたんだと思います。
原作があるので
ストーリーに文句は言えませんけど
舞台が炭鉱町から
ある方向に広がってしまったために
大道具、小道具ともに
ついていけなくなっていました(笑)
警官の迫力とか
めちゃくちゃよかったんですけどねえ。
信仰ボーイの石鹸劇も
窓から出たときの "山" も
息を呑んで観ていましたし。
ちなみにこの原作、
スティーブン・キングの別ペンネーム
リチャード・バックマンの著書
"レギュレーターズ" と対になっています。
セット作品を
別ペンネームで書いちゃうあたり
茶目っ気なのか
それともファンへの挑戦なのか。
無人島へ半年ぐらい行くことになったら
彼の作品すべてを
持っていこうと思っています!