きよみず

ピクセルのきよみずのレビュー・感想・評価

ピクセル(2015年製作の映画)
3.2
#190-2015
1982年、宇宙に存在するかもしれない生命体に向けてNASAはメッセージを発信するが、宣戦布告だと捉えられ2015年地球に襲いかかってくる、しかも80年代のゲームのキャラクターたちになって。
その危機に立ち向かえるのは、当時チャンピオンだったオタクたちしかいなかった。

思っていたよりふざけた映画だった。しょうもないシーンも多々あったし、お金がかかったB級を見ているような感覚。

敵がゲームのキャラクターでゲーム感覚で倒すからしょうがないけど、全然地球が終焉を迎えてるとは思えない雰囲気。たしかにいろんな建物が壊されたりするんだけど、ピコピコとピクセル化されるもんだからどこか間が抜けてみえる。

ゲームだけではなく80年代のものはかなり登場する。音楽だったり、人物だったり。80年代を生きていない自分はパックマンとドンキーコングしか元ネタがわからなかったので、その年代を生きた人たちが見るとまた違った面白さがあるのかもしれない。
その当時の人たちだと思うけど、いろんな人たちがカメオ的に出てきて誰なのかわからなくて悔しい(笑)。

海外での評価がすこぶる悪いようだけど、何を期待してみるかによってかなり感じ方がかなり変わってくるものだと思います。
オタクがゲームキャラクターのエイリアンを倒す、それだけを純粋に楽しめたら見ている自分たちはゲームクリアなんだと思う。
旦那の話どうなったんだよ、なんでお前が大統領なんだ、セキュリティ甘すぎだろ、こんな事態に大統領なにしてるんだよ、その子供たちどうするんだよ、アーケードゲームとは体の動かし方も変わってくるのになんでそんな実戦強いんだよ、そうツッコメばきりがない。そこを許容できるかどうかでしょうね。
これらのシーンはしょうもなく笑えるシーンばかりなので、個人的には楽しめましたけどね。

本編以上に、エンドクレジットで流れるアニメーションのほうが楽しめるかもしれない。
きよみず

きよみず