懐かしさを売りにしてるのか、ファミリームービーにしたいのか、そのどちらにもしたいのか。ちょっと中途半端。
サムはしがない家電屋。仕事前に歯を磨くことすらしない。しかし30年前、彼にも栄光の日々があった。それは天才的なアーケードゲームの腕で世界第2位まで上り詰めたこと。今では自分を認める人は親友のみとなってしまったが。そんな中、軍事施設が謎の飛行体に襲撃される事件が起こる。
ご都合主義の塊みたいな構成。ゲーマーだからと言ってカーチェイスから銃の扱いまで、何でも出来過ぎ!ゲーマーの特性というか、強みを全く生かしきれていない。だから最終的に「ゲームしか取り柄がない俺らだけど、一発かましてやったぜ!」という快感がほぼ皆無。一人ゲーマーですらないし。あ、1人キ○ガイキャラがいるけど、そのキャラはグッド。
ただ、画には今まで見たことがないような新しさが感じられるので結構楽しめた。ドットのブロックの質感というか、重さが感じられる描写がもっと欲しかったけど。ドットに踏み潰されたらどんな重さなのかとか、ドットを蹴飛ばすとどのくらい飛ぶのかとか…。とにかく非現実を現実に持ってくるんだから、そこに実在感が欲しい。
吹き替え3Dで鑑賞。思っていたよりも良かった。柳沢慎吾の声。アダムサンドラーの声とは言えないけど。
ちょっとネタバレになってしまうけど、東京では戦いません!日本のゲームも出てくるのに…。