コリン・ファースは例の騒動で本作への出演を後悔しているとコメントした。極端にシニカルで究極の非合理である恋愛感情を認めたがらない、というウディのキャラクターとしてはどハマりしている役者なのに、決別宣言は非常に残念。
「ギター弾きの恋」(1999)のサマンサ・モートンを彷彿とさせる(しかしこちらはよく喋るが)エマ・ストーンも好ましい。
脚本もよく、恋愛のマジックをうまく演出できている。サイモン・マクバーニーやアイリーン・アトキンスら英国系の俳優が脇を固め、英国版ウディを確立した作品だったが、風向きが変わったのは無念(30/50)。