ウディ・アレンには苦手意識があり今まで彼の映画をちゃんと観た事がなかったものの、大好きなエマ・ストーンと名優コリン・ファースが主演という事で重い腰を上げて鑑賞。
当初映画館で公開時に観るつもりがスケジュールが合わず、WOWOWで放送されたものを観ました。
理屈っぽい堅い男性主人公とある意味自己中心的なロマンチストの女性主人公に、それぞれイギリス人とアメリカ人を使っているあたりが(意図的かどうかはわからないけど)シニカルで面白い。
前半、エマ・ストーンの演技がやや平凡に感じられて「あれ？」と心配になりかけたところ、後半になって正に真骨頂の彼女にしかできない演技が発揮されていたのを見て、つまらない心配なんて吹っ飛びました。
本当に稀有な女優さんだなと思います。
彼女の演技で私は＋２点。
全編に渡り「古き良き」雰囲気で、ウディ・アレンってロマンチストなんだな…と改めて感じました。
好みは分かれるかもしれませんが、リラックスした気持ちで楽しめる映画だと思います。
