原作未読。ジャンプ好き、漫画好きにはたまらないであろう作品。
全体的にストーリーのテンポがとても良く、観ていて爽快だった。邦画にしては映像も安っぽくなく、随所にこだわりや工夫が施されていた。特に印象に残ったのは佐藤健・神木隆之介コンビと染谷将太とのバトルシーン。「“漫画を描く”という行為を通した闘い」をああいった映像で表現してるのは斬新だったし個人的に凄い面白いと思った。
また、この映画では、意外と知られていないであろうジャンプなどの漫画雑誌の製作行程を大まかではあるが見ることが出来る。週刊連載している漫画家は、毎週の締め切りに追われて大変そうだと思ったし、彼らをサポートする編集者も、雑誌の売り上げとの兼ね合いを考えながら真剣に漫画と向き合っていた。普段読んでいる漫画が自分達の手に届くまでにその裏側ではこんな苦労があるのだなと知ることが出来て良かった。
いずれにせよ、漫画愛が深まる良い映画だった。
p.s.エンドロールも凝った演出だったので是非最後まで。