tmcてむしー

バクマン。のtmcてむしーのレビュー・感想・評価

バクマン。(2015年製作の映画)
3.0
エイジに勝つためだけに漫画描いてんじゃねーんだよ!!


高校の同級生であるサイコー(佐藤健)とアキト(神木隆之介)は、タッグを組んで少年ジャンプへと原稿を持ち込む。
2人はプロへの道を歩み始めるが…


佐藤健が老けている。
当時26歳の佐藤健に高校生役をやらせるなんて無謀も良いところで、童顔で当時22歳の神木隆之介君と並べたのもミスで、
当時19歳の小松菜奈をヒロイン役にしたのもミスにしか見えない。
明かに佐藤健だけ老けすぎていて、体調悪いように見える(実際後半は体調悪いストーリーだけど、その時の見た目はもう普通におじさんになってしまっている)
これ当時反対した人とかいなかったんだろうか…。

原作バクマン。を読んでいなくてもスッと入れるストーリー。
持ち込みから始まり2人が漫画道を歩んでいく姿が描かれる。
担当服部役の山田孝之の演技が良すぎて、ググッと引き込まれる。本当にすごい。
今作はストーリーとか見せ方とかよりもキャストの力で引き込まれている感じが強かった。
エイジ役の染谷将太くんも、ゴリゴリに変人でした。
エイジ自体が漫画では奇抜なキャラクターで、“キャラクター”としてカッコいい飄々としたキャラだったんですが
実写で人間になった途端言ってることは変わらないのにキモいオタクで、あーエイジはこうなんだな、たしかにキャラクター(二次元)じゃなくなればこんな感じだな…と思わせるように
かなり現実味があるというか、落とし込んでいる感じがしました。

エイジと漫画で戦うシーンがあるんですが、それ画的にはめちゃ地味じゃない?(漫画描いてるだけだし)
という不安を払拭する、殺陣アクションを使ったバトルシーンでした(笑)
佐藤健だけやたら殺陣がうまくてここでも浮いてしまっている(いい意味)

ラストは正直、原作見てない人からしたらなにこの終わり方…というあっけなさではないでしょうか。
見ている私でもこれ二部作?って思いましたもん。
でも実際「まあ2時間でまとめるってなったらこの辺だよな」って感じですかね。。