まり

バクマン。のまりのレビュー・感想・評価

バクマン。(2015年製作の映画)
4.8
●さわやか
●原作の力もあるけどうまく編集してる
●技術を獲得したり2人で知恵を絞ったりのシーンで泣いちゃう
●メインキャラがきれいに撮れてる
●原作を踏襲してるのか、画角もキレがある
●音楽はサカナクション

少年ジャンプに連載しようとがんばる高校生漫画家(原作と作画)コンビのお話。

原作が好きだったのと神木隆之介なので見たが、いろいろよかった。


佐藤健メインの映画で、ワンショットの佐藤健がすごくきれいに撮れている。

神木隆之介くんの「悔しいなぁ」が超いい演技だった…天才子役の名をほしいままにしただけある、さすが。

二人が喜びあって「うおー」しか言わないシーンがとてもいい。

ヒロインはあくまでソフトフォーカス。
明かり多め、背景緑、夏の少女感を貫いた画になってて、でもよい演出。

漫画を描いているシーンがいい。
メガネがスクリーンになって文字が映ったり、プロジェクションマッピングみたいに原稿が部屋の中を動いてたり、かっこいい。

エイジとの連載対決の表現の、ペンによるバトルシーン(アニメーションと実写)がかっこいい。佐藤健は殺陣できるしね…

そのイメージシーンでかかる曲、映画音楽にしては変化球だなー、でも合ってるしかっこいいなーと思ってたらサカナクションだった。

物語も、映画としても(演技、音、演出含め)期待以上によかった。

担当編集者服部さん役の山田孝之、抑えた演技でとてもよかった。
まり

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