レッドクリフの後にまたも大作を作ったジョン・ウー。
2部作の前編であり、この公開体系もレッドクリフと一緒。
太平輪沈没事件に焦点を当てたドラマだが、描かれるのは3組の男女のメロドラマ。
戦場行く者や過去に思いを馳せる者。
そして帰りを待つ者。
戦場シーンは流石の迫力だが、アジアのオールキャストの中で日本人が出てくる意味がこの1作目では明らかにならない。
特に金城武と絡む長澤まさみの存在が謎。過去であることは分かるが、それが何の意味を持つのか。
いずれにせよラストでようやく太平輪の登場となるので、長い前フリを見せられたこと。
Ⅱではしっかりと伏線回収してくれるのだろうか。