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アウトバーンのRyuのレビュー・感想・評価

アウトバーン(2016年製作の映画)
3.3
ドイツでマフィアの元で仕事をしていたケイシーはジュリエットという女性と出会い恋に落ちる。彼女のために足を洗ったが、ジュリエットが病気を患っていることを知る。ケイシーは高額な手術費用のために再びマフィアの元へ戻り、コカインが大量に積まれたトラックを強奪するという危険なミッションに挑む。

アウトバーンとはドイツ語で高速道路をさすみたいで、今作はそんな高速道路でのカーチェイスシーンが売りなんですかね。確かに疾走感もあって見応えもあったんだけど、尺もそこまで長くは使ってないし、全面に売り出しているにしてはあっさりしていたかなぁと思いました。
ストーリーの方も超王道展開って感じでそこまで中身はなかった印象です。一応ラストにちょこっと捻りがありますが、別に特筆ほどではないと思います。
主人公は子役からイケメン俳優へとなったニコラス・ホルト、ヒロインは「博士と彼女のセオリー」でオスカーノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ、そして悪役には王御所オスカー俳優のベン・キングズレーとアンソニー・ホプキンス とキャスト陣は意外と豪華なんですよね。悪役の2人がやはりさすがの存在感を醸し出してましたね。ベン・キングズレーは見た目がキンキラキンで成金みたいな感じで強烈なキャラクターでした。主人公のことをひたすらバート・レイノルズと呼ぶのはなんでなんでしょう。ニコラス・ホルトと若い頃のバート・レイノルズが似てるわけでもないのに(笑)。アンソニー・ホプキンスはあんまり感情を出さないタイプの不気味な感じでしたね。ちょこっとだけレクター博士っぽさもあったかも。そういう役だからこそ1回だけ声を荒らげるシーンは思わずビクッなりました。
ジャケからすんごいB級臭がしますが、キャスト陣が豪華なだけで中身もB級って感じの作品でした。
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