ヒガシオオヤマトネコ

アウトバーンのヒガシオオヤマトネコのレビュー・感想・評価

アウトバーン(2016年製作の映画)
2.7
クラブで出会った彼女に一目惚れ、裏社会で働いていたが足を洗い、真っ当に生きて行くことを決意した主人公。
そんな矢先、彼女が難病を患っていることが発覚し、大金が必要となる。それを知らされた主人公は裏社会へと戻り、悪に手を染めるのだった。

全体的にカーアクションなどは、良くも悪くもない感じではあった。
しかし、前置きがかなり長い。ギャングを辞め、病気が発覚し、ギャングに戻り、作戦を実行するまでに時間を使いすぎ。しかも、時間を使ったわりに内容はかなり薄いので、かなりマイナス評価。

それと、主人公の個性が無さすぎる。ただがむしゃらに彼女のために金を稼ぎたいというのは分かったが、それ以外に持っている個性的なものがない。いわゆる「伝説の運び屋」とか、「野心に満ち溢れたキレ者」といった仲間や敵からの評価が無かった。
無名の真っ当な男が組織を壊滅させるという物語を撮りたかったのだろうが、それでももう少し主人公に何かしらを持たせても良かったと思った。