たけちゃん

ターミネーター:新起動/ジェニシスのたけちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
命が惜しけりゃ、来て!


アラン・テイラー監督 2015年製作
主演アーノルド・シュワルツェネッガー、エミリア・クラーク


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、5月25日は「ターミネーターの日」
ちゃんと公式に認定された日ですよ~\(^o^)/

実は、ターミネーター公開30周年となる5年前の2015年に、この「ターミネーター 新起動/ジェニシス」が公開されるのに先立ち、第1作が公開された1985年5月25日を日本記念日協会に認定してもらったんですって。
そんな「ターミネーターの日」には、30周年記念映画の「ターミネーター 新起動/ジェニシス」を観るしかないでしょ!






さて、映画です。
僕は公開初日に観てますが、大絶賛でしたよ。
ところが、思いのほか、酷評が多くてビックリ(笑)
まぁ、人それぞれの価値観がありますから、いいんですけどね( ¯−¯ )フッ

今作、フィルマ始めた時、意外とすぐにレビュー上げたんだけど、削除してたんです。でも、メモが残っていたから、載せてみる(笑)
かなりまわりの低評価に怒ってます(^-^)
僕もまだ若かったなぁ…・...( ==)トオイメ


2016年11月20日レビュー
劇場公開時にも観たけど、自宅で改めて鑑賞。
個人的にはすごく面白くて、ターミネーター1・2の正当な続編だと思ったし気に入ってたが、意外に評判が悪くて驚いたなぁ。
審判の日をご破算にする話が嫌らしい!
それなら続編なんか観なければいいのに。
僕はこの話、充分面白いと思うし、解釈に感心したよ。今作はオリジナルへの愛情とリスペクトも感じられ、批判する理由が見つからない。シュワちゃんの扱いもすごく良かった!考えたなぁという感じ。時代を2017年に設定したので、来年を迎えるのも楽しみですよ!


ってな感じ(笑)
まぁ、色んな感想があって良いんです。
他人の評価を批判してはいけませんね( ˘ ˘ )ウンウン




さて、映画です。
なんと言っても、シュワちゃん本人が12年ぶりにターミネーターに復帰。それだけで嬉しい😃
スカイダンスのロゴの後にシュワちゃんの名前がドーン!と出るからね。もう、大満足(笑)

個人的には今作はスピンオフだと思っているので、これはこれで全然いいのよね。



ところで、「審判の日」以降に生まれるって、どんな感じだろう。豊かだった時代を知らずに隠れて生きるなんて考えられないけど、第二次世界大戦に入った世界は、それに近いものがあったよね。隠れ家で生まれたユダヤ人とか。
その中でどうやって人間らしく生きるか!
その想像力が問われています。

今も未知のウィルスとの生活で、生活様式の変化を言われていて、想像力に欠ける人は疑心暗鬼となり、自粛警察のように他人を責めて生きてるでしょ?
このような暮らしに陥って、その人の人間性が出る。本当に恐ろしいなぁと感じて、毎日のニュースを見ています。
SF作品の中に描かれる真実。
有り得ないけど起こりうる世界。
やっぱりちゃんと備えておきたいよね。




さて、映画の話に戻ります。
ジェイソン・クラークには申し訳ないけど、今作に不満があるとしたら、ジョン・コナーのイメージがジェイソン・クラークではないってことかな?
実は僕、「ターミネーター4」で演じたクリスチャン・ベールが好きだった。彼こそジョン・コナーって思いましたよ。
それに比べると、悪役になったせいもあるけど、今作のジョン・コナーはちょっと、ね。


あと、ジェイ・コートニーのカイル・リースも嫌いじゃないけど、違うかなぁ。サラが強いせいで、戦士感が薄い(笑)。やっぱりカイルはマイケル・ビーンじゃないとね( ˘ ˘ )ウンウン



それにしても、1984年のロサンゼルスに舞台が移ってからは、興奮しませんでした?画面の質感も一緒ですもんね。劇場での初鑑賞の時は、どうやって撮ったのかなぁ……と考えてましたよ。

ソフト化されたら、みんな、絶対に1作目と今作のシーンを見比べようと思いましたよね~。

そして、そこからは、まさにごった煮。
でも、T2のT-1000モデルをイ・ビョンホンが演じるのは良かったなぁ。ネコっぽい動きがピッタリ。ロバート・パトリックは好きだけど、イ・ビョンホンも全く嫌じゃなかった( ˘ ˘ )ウンウン


そう、"あの"1984年は、もう存在しないんです。
年をとったターミネーターとして、年齢相応のシュワちゃんが登場。
そう、古いが……ポンコツではない!
「ニューフェイト」もそうだけど、やっぱりターミネーターにはシュワちゃんが出ないとね。
スケルトンターミネーターと戦うシーンもいいよね。新旧のターミネーターの激突ですから。


また、サラ・コナーはリンダ・ハミルトンしかないんだけど、エミリア・クラークが可愛いから、許す←ドウイウコト


新キャストでは、J.K.シモンズ演じるオブライエン刑事も良かったですよ。役作り的に、最初はシルバーマン博士かと思ったけど、違いました(ˆωˆ )フフフ…
J.K.シモンズが出ると、みんな好き(^o^)ノ





最後に久しぶりの音ネタ💩ウンチクンです!

車でサラが流す曲はラモーンズの「I Wanna Be Sedated」、ラモーンズ4枚目のアルバム「Road To Ruin」に収録されています。
この曲は舞台が2017年になっても使われてましたね。サラの思い出の曲という設定のようです。

ラモーンズはアメリカン・パンクの代表的なバンドですが、僕はあまり聴いてこなかったんです。どいらかというと、ブリティッシュよりの音が好きだったんで。
それでも、ラモーンズはビートルズのポール・マッカートニーの昔の芸名ポール・ラモーンにちなんだというほどビートルズが好きだったようで、サウンドにビートルズっぽさがあり、今は大好きです。メンバー全員がラモーンを名乗るとか、サイコー!
有名なのはデビューアルバムに入った「Blitzkrieg Bop」でしょうか。映画「PAN」で使われていましたよね。あと、この「I Wanna Be Sedated」は、「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」でも使われたから、聴いたことある!って人、いるかもね。


2017年の世界で流れていたのは、OneRepublicの「Love Runs Out」です。
この曲はワンリパブリック3枚目のアルバムに収録されていて、2013年~2014年にかけて大ヒットしていましたよ。2017年で流れるのは少し遅いですけど……。でも、いかにも21世紀のサウンドですよね。


あの映画でおなじみインナーサークルの「Bad Boys (Theme from COPS)」は、2017年でサラやカイルら3人が逮捕された場面で使われました。まぁ、小ネタですかね。


エンドクレジットで使われたのはジェーン・チャンとビッグ・ショーンのコラボで「Fighting Shadows」。これは異色!
ジェーン・チャンは名前の通り、中国の歌手です。北京オリンピックで歌ったり、大スターなんです。国際的な活動も多く、日本デビューもしています。
コラボのビッグ・ショーンはカニエ・ウェストのレーベルから出てきたラッパーで、やっぱり大スター。

その2人の異色コラボがエンディングで使われていたけど、公開時には気づかなかったよ。



ということで、「ターミネーターの日」にはやはりターミネーター。僕はやっぱりこの作品、嫌いになれないなぁ。楽しめました(^o^)ノ