あおや

ターミネーター:新起動/ジェニシスのあおやのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

He's back !!!!!
1,2をオマージュどころかそのままそっくり再現してしまうのには驚いた。カット割までまるごとですかね?今の技術はすごい…。
その他にも見た覚えのあるシーン、聞いた覚えのあるセリフの連続にゾクゾクすること間違いなし。

1,2の正統な流れを改めて引継ぎ、パラレルワールドの概念を持ち込むことでいい意味でも悪い意味でも「この先なんでも好き勝手できちゃうな…」という予感を感じさせる第5作目。3,4は違う時間軸のお話だったんだ…そうに違いない……。

そして何より、本作はサラへの救済であるということ。この物語のキーパーソンであると同時に被害者であった彼女が「自身の役目を果たすべく決められた道をまっすぐに歩く」ことをやめ、「これからは好きな道をゆく」と決意する彼女の笑顔はたまらなく眩しい。前作ファンにとってこれほど嬉しいことはないだろう。
それを示すかのように、今まで辿ってきた道の先が切れ、パッと大自然が広がるラストシーンはお見事。

一つだけ残念なところを挙げるならば、キャスティングはもう少し頑張ってほしかったところ。サラコナーが若すぎて1と同じ時代設定だと実感しづらいし、ジョンコナーもすっかりうざいおじさんになってしまっている。新起動、とはいえ1を再現したカットを挟むならば、カイルやサラもせめて似た雰囲気の役者をキャスティングしてほしかった。
というか、ジョンコナーはこれで終わりなんですか??だとしたらあんまりだ……。
あおや

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