のんchan

ヴェルサイユの宮廷庭師ののんchanのレビュー・感想・評価

ヴェルサイユの宮廷庭師(2014年製作の映画)
4.0
名優アラン・リックマンの監督・脚本・出演作❗️
マティアス・スーナールツ観たさで以前からチェックしていた作品だったけど、昨日観たアラン・リックマン主演ヒューマンコメディ『シャンプー台のむこうに』がとても良かったので、その勢いに乗ってみました。

歴史物は背景や衣装に興味があります🥺映像がすこぶる綺麗で、衣装の色味がくすみカラーで統一され、刺繍なども豪華に施され、生地も美しく✨当時の男性のカツラやメイクも含め楽しみました。

1678〜1682年に造園されたヴェルサイユ宮殿にある小庭園〈舞踏の間〉は庭園建築家アンドレ・ル・ノートルの作品で有名。
今作はフィクションで、それをもし、女性が造っていたとしたら?ワーキングウーマンがいたとしたら?という架空の物語。


1682年代のフランス。ルイ14世(アラン・リックマン)からヴェルサイユ庭園を完成するよう任されたル・ノートル(マティアス・スーナールツ)は伝統と調和を重んじる建築家だった。彼が責任者となり、下請け的な庭師の面接から始まる。実績のある男性庭師の中から選ばれたのは、自然に寄り添う芸術家肌で伸びやかな発想をするサビーヌ・ド・バラ(ケイト・ウィンスレット)🌹だった。彼女は夫と娘を事故で亡くしている陰を持っていたが、ル・ノートルは彼女の才能を見込んだ。そして2人は惹かれ合うようになるが、ル・ノートルの妻の陰謀があり...


ケイトの芯の強い凛とした美しさはこの役柄に似合っていたが、少しふくよかになったかな?と感じたのは、撮影中に第3子を妊娠していたらしい🤰土仕事や水の事故でかなりハードな撮影に感じたが、全身全霊で演じたというから女優魂を感じた。

アラン・リックマンのルイ14世は厳しい中にも優しい心を持つユーモアの分かる良い人だった。

その弟オルレアン公にはスタンリー・トゥッチが面白味のある演技で脇を添えている。

マティアスは地毛のロン毛で、脱いだ時の身体の厚さにドキドキ💓

ラストの完成披露宴で皆で踊るダンスシーンも含め総体的に目の保養で私は十分に楽しめた。
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