主役の二人にやられました。
ジョン・レグイザモの贅沢な無駄遣い、CIAの計画の破綻っぷりなどの拙いところすらも、不安定な主人公カップルと相まって魅力的。
主人公が覚醒してる時とそうでない時、「タフガイ」たちの頭悪くてド派手な攻撃等、緊張と緩和のさじ加減が良い意味でぶっ壊れていて、ずっとご褒美みたいな映画だった。
せっかくの「その辺にあるもの」を活かしたアクションが、全体的にやや見づらくてちょっと残念だったけど、「トゥルー・ロマンス」や「サブウェイ」に匹敵するラブストーリーとして、断固支持します。