かたゆき

エージェント・ウルトラのかたゆきのレビュー・感想・評価

エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)
1.5
戦車は進む。マンデルブロ集合が動く。コーラスは破られ、ボールを受け止める――。
アメリカの片田舎で平凡なコンビニ店員として働くマイクは、どこにでもいるような冴えないフリーター。
自己主張が苦手で漫画を描くことが唯一の趣味、マリファナを愛好し多少のパニック障害も患う彼だったが、それでも長年付き合っている彼女フィービーとそれなりに毎日をやり過ごしている。
そんなある日、サングラスを掛けた謎の女がコンビニで働くマイクの前に現れる。
唐突に意味不明な言葉を投げかけると、何事もなかったかのように店から出ていく女。
だが、その言葉を聞いた瞬間、マイクの中に眠っていた何かが目覚めるのだった。
直後に現れた二人組の車泥棒を、なんと彼はスプーン一本であっという間に殺してしまう。
どころか一度も握ったこともない銃や兵器を難なく使いこなせるようになっていた。
そう、彼はかつてCIAが開発したトップ機密の凄腕エージェントだったのだ!
動き出したCIAの激しい追跡が始まる中、マイクは唯一の理解者であるフィービーと共に決死の逃亡を図るのだったが……。
覚醒したコンビニ店員と彼を追うCIAとの激しい攻防を小気味よく描いた青春スパイアクション。

とにかく一言言わせてください。
これ、むちゃくちゃテンポが悪かったんですけど!!
こういう気楽に観るタイプのエンタメ映画には、サクサク進むノリの良さが最も必要なのにそれが一切ありません!!
あまりにもだらだらした展開に何度も睡魔に襲われてしまいました。
きっとマシュー・ボーンを思いっきり意識して撮られただろうアクションシーンも、本家に比べて圧倒的にセンスが不足しているせいで全くキレがないし。

脚本もとにかく矛盾だらけ。
結局あのタフガイと呼ばれてた人たちは何だったの?
あの悪玉のボスはいったい何がしたかったん??
主人公の彼女の目的も意味不明。
90分がものすごく長く感じちゃいました。
観るだけ時間の無駄の凡作です。
星1.5!!
かたゆき

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