同い年

エージェント・ウルトラの同い年のレビュー・感想・評価

エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)
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なんかよく分からないまま終わっちまった。
花火での攻撃は相手を茶化してる感じで強キャラっぽさがあっていいね。フライパンとかスプーンでの攻撃も、不真面目に殺すっていう最大の侮辱。

車と木の例え話好きだったな。自動車が木に衝突した事故現場を遠くに見ながら、マイクは物語を編む。遥か遠くの工場からやってきて、数十年走り回った車を、その間何もせずにじっとしていた木が今夜止めた。おとなしかった木が、美しくて速く走る車に止まってほしくて、車をメチャクチャに壊してしまった...。その時マイクは、停滞してる自分を木に、快活なフィービーを車に当てはめて、罪悪感で泣いちゃったんだけど、本当は逆の立場だったんだと、のちのちフィービーが告白する。お互いがお互いを美しくて速く走る車だと思ってたのいいよね。とはいえ、自分さえいなければ、相手はもっと遠くまでいけるのにって思いながら過ごすのは苦しいよ。

クリステンの役がゲイかストレートかで、自分のテンションが全然違うことに気付いて笑っちゃった。外国人が歓喜する/無反応の4コマネットミームみたいにあからさま。相変わらず顔とアクションはカッコイイんだけど、クリステンのイタズラっぽい可愛さが発揮されてなかった。自分がこの調子なら、代表作だけどトワイライトシリーズはパスしていいのかも。

あと細かいけど、ラセターの元部下のダグラス(?)のパートナーが同性っぽい描写があったの嬉しかった。犬と彼氏のツーショットと「いつ帰ってくる?」ってメッセージが送られてきて、めちゃくちゃ帰りたくなってるダグラスかわいい。同性カップルのディテールの細かい日常をもっと当たり前に映画で観たい。
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