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Mommy/マミーのNomのレビュー・感想・評価

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
4.5
ADHD、多動性障害などを抱えた男の子とお母さんの愛。

母親の愛ほど偉大なものはない。
愛だけでは解決できない事を綺麗事なしで描いてくれている。
またBGMからヒット曲にかけて全てが最高。あの曲で例の映像トリックを取り込み、鑑賞者に訴えかけてくる映像が見事。



-前情報全く入れたくない人は見ないで-



内なる感情を作り手側が映像に投影する作品が自分は大好きで、ひとつ上げるとすれば『ダンサーインザダーク』。
ラース・フォン・トリアー監督のドグマに則った作品の中で、手ブレカメラワークと一般的なブレがないカメラワークで心の歪みと歪みがない夢を対比させている。
今作はそれがアスペクト比で体現していて、これがまた上手い。
多くは語るとネタバレに近くなりますが、終わり方がどっちのアスペクト比で終わるかも楽しみにしていたが納得の結末だった。
そういう部分が自分には響き4.5を付けます✨

またびっくりするほどの演技力の高さに脱帽。感情が演技に乗りすぎてて映画を見ている感覚さえも忘れる圧巻の演技。
お母さん役子供役ももちろん、近所のカイラの演技も素晴らしかったです。安っぽい演技が見れなくなるほど最高でした。
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