「もし自分の子供がひまわり学級的な障がい者だったら・・・?(しかも突然キレて人を傷つけるタイプ)」だったらと勝手に想像してしまう内容だった。
ADHDとされるのは、物を片付けることができなかったり、物事の優先順位がつけられなかったり、たまに素っ頓狂な行動をしたりといったことで、その症状の重さもさまざま。
本作でいえば普段は優しくてもキレたときに暴れ出す怖さ、そしてホームセンターでカッターかなにかで自分の手首を切るメンヘラタイプ。
もはや手に負えないタイプで、それでも自分の子供は可愛いものなのか。自分は結婚をしたこともなければ子供がいたこともないので全く想像はできないけど、自分なら間違いなく赤ちゃんポスト的なところというか、児童養護施設的なところに出してしまうだろうと思った。
「自分よりも子供優先になる」とは聞くけどここまで手に追えないタイプは考えもの。父親の存在は偉大だし、幼少期からずっと片親の場合は子供がはグレるともよく聞く。実際心理学者フロム著「愛するということ」でも顕著に描かれていたのを思い出した。
救われない話だけど色々考えさせられてしまった映画だった。