長らくブクマだけしててやっと観れたこちらの映画、前情報全く無しで観たけどなかなかにキツい。考えさせられる映画というか、最初からラストまでほぼ救いがないのが観ていてしんどかった。
ありそうな話でリアリティがあるけど、あくまでフィクション、架空の物語であり、SFを観てるつもりで観ないと本当にこういう親子や社会があるかのような錯覚を持ってしまう。1:1のアスペクト比の演出も含めて、監督の意図する所が悪い意味でビンビンに伝わるので、自分で一歩距離を置いて観ないと心を持っていかれそうになる映画。それを「いい映画」だと評価するのは個人的にあまり好きじゃない。
ラース・フォン・トリアーとかもそうだけど、観ても辛くなるばかりで得るものがない。感動もないし、ただ辛い。