となりのデルトロ

Mommy/マミーのとなりのデルトロのレビュー・感想・評価

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
3.0
何故かフォローしてる人がやたら見てるんで、気になってレンタル(パッケージのデザインが良かったのもある)
ADHDでかなり周りに迷惑かけまくりのバカ息子とその息子に翻弄されまくりの母親の物語
この映画で一番良いなと思ったのはとにかく感情表現が斬新だったこと
主人公の感情と映像が完全にリンクしてて、例えばカメラが始終揺れ気味なのはADHDの落ち着きのなさを表してて(たぶんだけど)、あと主人公が自由を感じたときはちいさかった画面がぐーーーーんと広がっていく(しかも主題歌がOASISの「WONDERWALL」!!)
このエモーショナルな映像はすごい快感あった
役者もすげー良くて、特にやっぱり母と子が素晴らしかった
スティーブ役はとにかくめちゃくちゃきれいな顔で、良くも悪くも純粋な感じが出てた。母親は最後の必死に涙をこらえてる姿に涙
でも個人的にはスティーブってキャラにどうしてもイライラしたので☆3つ
ADHDをやたら極端に描いてるのがまず腹立つし、さんざん人に迷惑かけまくっといて「僕は良いやつなんだ」とか平気で抜かすところも、「ならまず行動で示せや!」となってイライラ。結局最後まで自分のことしか考えてないし
このキャラに共感できるかでかなり評価変わってくると思う
あとクソどうでもいいけど向こうのカラオケって個室じゃないんですね(500日のサマーもそうだったな)
他人の前で歌うとか絶対無理だわー