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サンドラの週末のayukaのレビュー・感想・評価

サンドラの週末(2014年製作の映画)
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なんだかよかった。結局、同僚の復職か、ボーナスか、という辛い選択の様子と説得の様子をみるだけなのだけど。サンドラの同僚にも、生活が苦しいという理由でサンドラに票を入れられなかったり、または他にお金が欲しいから、という理由もあっただろう。考える余地は色々で責められない。

主人公は復職か首を切られるかの狭間にいるので精神がボロボロになりながらも同僚を説得しに行く。自分の為に大金を捨ててくれ、と説得しに行くのはどれほど惨めで苦しいだろう。

お金がもたらす醜い争いはみんな嫌いだと思うけど、それはお金という存在事態が悪いわけではないし、この映画の場合で言っても何がこの悲劇を生み出したんだろう、と考えてしまう。

サンドラは頑張って戦ったんだなあ、という感じがして、なんともつまらない映画だなあ、ということはなかった。ただ日常を切り取っただけだけど何かを感じさせるところがフランス映画っぽかった。
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