hagy

サンドラの週末のhagyのレビュー・感想・評価

サンドラの週末(2014年製作の映画)
3.5
愛に溢れている
そんな映画はもう必要ありません

人がそこで生きている
建前で溢れている私たちには、自身でも驚くほどこの事実が尊く感じられるものです



同僚の復職か、ボーナスか
人々は選択を迫られます
主人公サンドラは、自分の復職への投票をお願いしに、一軒一軒会いにまわる
もうこの時点でドラマが生まれそうで面白いですが、それ以上話が進むことはありません
逆転劇や衝撃の事実などダルデンヌの映画には不要
自分の力ではどうにもならない状況にある社会的弱者が淡々と1日を生き抜く様を描く
それは決して同情ではないのです



毎回思うけど、この監督は衣装の色が楽しい!
hagy

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