タンクトップのマリオンコティヤールに釣られて観たらまさかのうつ病の話でかなり辛かった。
精神を削りながら戦う姿にジーナローランズを重ねていたら、車中でかかる曲が恐らくカサヴェテス『グロリア』のことを…
めちゃめちゃよかった。
サンドラの目線で観ていくので、断られたり冷たい態度を取られるとしんどいし苦しくなり、
サンドラの復帰に入れてくれる人に会うと
少し心があたたくなり、サンドラと一緒に一喜一憂…
[最後に報われる]
サンドラ(マリオン・コティヤール)が「善戦したよね」と言うことで、報われる感じがした。
自分の復職の為に、ボーナスが無くなる同僚を、説得して回る所は、それこそいろいろ…
サンドラ目線(=うつ病とのたたかい)と同僚目線(=以下記載)の二つの目線で考えさせられる作品だった。
同僚目線というのは、サンドラから提示される「彼女の復職かボーナスか」という究極の選択を突きつけ…
社会派とか辛いとか言われてるけど、これはハッピーエンドですよね?
辛い現実のなかにも確かにある希望を捉えるのが非常に旨いですね。
夫婦仲も悪くなって、死にたくなるような仕事は早くやめてしまえばいいん…
今も世界中でコロナが蔓延している最中
景気も悪化する一方で
職種によっては大企業も倒産するような勢いにある
その中でも深刻なことは解雇された人たちが路頭に迷うことではないだろうか
今作も体調不良…
サンドラ一般人にしては美しすぎではと思ったけど、
美しいオーラを程よく消して一般人に紛れてる感じが
女優さんすごいなと思った。
ひたすら同僚の家を回って話すだけで、
派手な演出も無いのに、心に残る…
『世界の悲惨』ていう本がもとになったという映画、ということで見てみた。
みんながボーナス1000ユーロもらうか、みんなのボーナスなしでサンドラを復職させるか、サンドラも仕事ないと生活できないからみ…
何てえぐい週末(´Д` )
トーンは一定でちょい暗めなのに、サンドラの服の色や部屋の壁紙やカーテンが可愛くて、まだ見てられる…って感じ。
結果はどうあれ、やりきった感が爽やかで救われた!
しかし女…
© Les Films du Fleuve - Archipel 35 - Bim Distribuzione - Eyeworks - RTBF(Télévisions, belge) - France 2 Cinéma