服部だった何か

人生スイッチの服部だった何かのレビュー・感想・評価

人生スイッチ(2014年製作の映画)
2.6
短編6本オムニバス形式。
均したら大体こんな感じのスコアかな。

偶にあるけどオムニバス形式ってやつはどう観たらええのかほんまに困る。舞台を共有してたり何かしら作中に共通点があればええんやけど本作に関してはてんでバラバラ。
しいて言えば感情を抑え込むのをやめてフッと一線を越える様子が描かれてるってとこか。1本目に関しては一線越えた後の話やけど。
それをスイッチを押す行為として捉えてこの邦題なんかもしらんけど俺は「Wild Tales」でええと思うけどなぁ。

何かとブラックで痛烈な批判を孕んだり孕まんかったりする作品群なわけやけど、そのセンスにハマるかどうかで感想は変わってきそうな感じや。
別にブラックユーモアと呼ばれるものでも好きなものは一杯あるし、不謹慎とか言う気は一切無い。勿論気を配るべきやとは思うけど、言い出したらキリないからなぁこの3文字は。
そういう意味ではもっと突き抜けてくれても良かったのになぁっちゅー物足りなさこそ感じたものの、諸手を挙げて最高と言う気分にはならんかった。

ただそう感じたのは1本1本の尺の短さによるものが大きいと思う。次は1本の物語で120分使って描いたものを観てみたい。
短い尺は引き算に次ぐ引き算になるからうまく纏めるの大変やと思うし、正直どの作品も尺の短さが活きてるとは到底思えへんかった。

あ、「Titanium」が流れた瞬間はちょっと笑ったかな、「ピッチパーフェクト」が記憶に新しくてつい。
ちょっと期待し過ぎてたのもあってかいつになく誰目線やねん系の文章になってしもたけどすまんな、今後に期待や工藤。