6本の独立したエピソード。どれか1つでものれるエピソードがあればいいが、人によっては全部ダメな可能性が高い。
ストーリーは人それぞれ好みもあるし良く言えばバラエティに富んでいるとも言えるが、脚本・映像ともにクオリティのばらつきが激しく、特に編集でかなりテンポを台無しにしているものもあり、正直つまんね、と感じたエピソードもあった。
その中で個人的に良かったのは5番めの『愚息』のエピソード。スジがよく練られていて、これを膨らませてもっと長いので観てみたいと思えた。
クオリティに統一感があれば途中途中で邪念が生じることなく最後まで気持ちよく観れたのかもしれないし、もしかするとそのばらつきはオムニバスとしての意図されたものの可能性もあるが、明らかにマイナスに作用していると思う。
『世にも奇妙な物語』だって２時間で数本あるうち当たりはせいぜい１、２本だよな、と思えた映画。
