ぜん

アメリカン・スナイパーのぜんのレビュー・感想・評価

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
4.0
戦争があって幸せになる人は誰もいない
米兵の家族もイラクの国民も自分の愛する人が戦争で死ぬことは望まない
自分の身、自分の家族、自分の国を守るために人を殺すことは果たして正義なのだろうか?
戦争の相手国の人々にも愛すべき人がいて、死んだら悲しむ人がいる
相手の立場に立って考えたときその人を殺せるだろうか?
そんなことはできないと思う

現在も世界では戦争でなくても国の中での紛争があったりして沢山の命が毎日失われていっている
戦争で人を殺し合う姿は報道規制で映されないが、私たちの想像できないような現実がそこにある
日本もかつて戦争によって負けた敗戦国であるが、現在戦後70年たった今、戦争を経験した人は少なく、戦争について実感しろと言われても難しいのかもしれない
日本の平和教育でも、原爆による被害を受けた広島、長崎といった地域と他の地域では大きな差がある
被害を受けた地域だけでなく、国全体、世界全体で戦争と平和に対する理解が必要だと思う

この映画では戦争に勝利した国の1人の伝説と言われる男の話だが、戦争で死んだ人も沢山いることを忘れてはならない
この映画を見ることによって戦争と平和について多くの人が考えるきっかけになってほしい
そう思える映画でした
ぜん

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