イスト

私の少女のイストのネタバレレビュー・内容・結末

私の少女(2014年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

実は少女は、暴力を受けるに値するサイコパスかモンスターのような、というオチを想像はしていた。

しかし幼い頃から家庭で暴力を受け続け、守る人もおらず村も見て見ぬふりの環境下に育ったドヒは、そうせざるを得なかったというか、人との距離感がわからないから適切な人間関係が構築できなかったんだろう。

少女の犯してしまった罪は消えないし、所長は墓まで持っていくつもりだが、自分がドヒから離れることは、正論的な振る舞いなのだが、それでは1人ぼっちになり養護施設に送られるドヒにとって、ドヒ自身を守ることにはならない。部下の正直な心証から周囲はドヒに対して奇異の目を向け続けるだろうことを察して、清濁併せ呑むつもりで、ドヒと一緒にい続けることを最終的には選んだのだろう。

こうなってほしいという願望通りの結末になったのでよかった。
どうか幸せに生きてほしい

所長は美人の顔立ちだが、表情の変化がほとんど現れないタイプの顔。
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