せーや

ラブストーリーズ コナーの涙のせーやのレビュー・感想・評価

3.8
なぜ、妻は失踪したのか?
なぜ、そうしなければならなかったのか?
…間違えた。これゴーンガールのレビューだ。

7年間、夫婦として付き添ってきたコナーとエリナー。
ある日、コナーの前からエリナーは姿を消した。

原題は "The Disappearance of Eleanor Rigby"
そう。彼女の名はエリナー・リグビー。
てっきり公開前までビートルズが絡んでくるのかと思ったけど、そうでもなかったね。

一組のカップルの別れを
男女それぞれの目線で描いた二作完結作品。
今回は "Him" 男の目線から描いています。



エリナー。
君がいないと何もできない。
僕の人生には君が必要なんだ。
もう僕のことを、愛していないのか?

見ればわかるんですが
彼氏はかなり弱気なところがあります。
行動力がなく、感情的な一面も。

コナーは「とことん愛する」タイプ?
とにかく女性に尽くすタイプというか。
だからエリナーを必死で探し
振り切る彼女を引き留めようとする。

男性ならよくわかるんじゃないでしょうか。
たいていの男性なら、こういう関係になったら
弱気になること間違いないでしょう。
コナーの気持ちはよくわかります。

「距離を置く」
言い出すのは女性が多いかな。
きっと女性のほうが物事を客観視できるし
これからのことをしっかり考えてる。

男ってのはバカな生き物です。
三大欲求に正直に生きています。
男性には、エリナーみたいな強い女性が必要なんです。

マカヴォイはこういう繊細な役が似合う。
ジェシカはサッパリした性格の役が似合う。
まさに見事なキャスティング。

ジェシカ・チャステイン、好きなんですよ。
かなり彫りの深い顔立ちをしてらっしゃるので
好き嫌いが別れそうではあるんだけど
僕はこういう典型的な外国人みたいな顔が大好きなんです。
大人の色気があるよね。セクシーダヨネ。
マカヴォイがウラヤマシイヨネ。

え?どうでもいい?
じゃあ最後にまとめてみよう。



ずっと一緒に
乗り越えていきたい

そんなコナーとは裏腹に
自分の思いを突き通すエリナー

一度 別れ
そして 再会する

過去が原因で
一緒にいるのに
心は離れている二人

孤独なふたり
彼らは何処へ向かうのか



すべての孤独な人たち
彼らはみんなどこから来たのか
すべての孤独な人たち
彼らはみんなどこが居所なのか

The Beatles "Eleanor Rigby"
せーや

せーや