舞台は1882年パタゴニアの荒野。
異国の地で消えてしまった娘を探すディネセン大尉の孤独なロードムービー。
まず最初に驚いたのは、スクリーンの四隅が丸くなった変形スタンダード。幻想的な世界を覗きこ…
1882年、デンマーク人のディネセン大尉は、溺愛する一人娘インゲボルグを連れてパタゴニアにやって来た。彼はアルゼンチン政府軍による先住民を一掃する作戦に参加していた。そんなある日、インゲボルグが野営…
>>続きを読むタルコフスキーを観ているかのようだった。難解で解説が必要な部分はあるが、見終えた者が各々の物語を思索すればよいのではないだろうか。
パタゴニアの荒涼とした大地と泉は美しく語ることさえ無意味に輝く。…
このレビューはネタバレを含みます
四隅の角が丸い正方形の35mmフィルムで撮影された映像が独特で、遠景での描写が多く風景と動く人物を切り取る様はテアトル的でもある。
原題の「ハウハ」は神話の理想郷のことだが、パタゴニアで先住民掃討の…
このレビューはネタバレを含みます
主人公は、先住民の討伐作戦かなにかに参加している大尉、ディネセン。預けられる人物も居ないのか、そんな危険そうな旅路に何故か15歳の娘、インゲボルグも同行させ、荒野を移動していた。ある夜、ふと目を覚ま…
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