きぬきぬ

約束の地のきぬきぬのネタバレレビュー・内容・結末

約束の地(2014年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

四隅の角が丸い正方形の35mmフィルムで撮影された映像が独特で、遠景での描写が多く風景と動く人物を切り取る様はテアトル的でもある。
原題の「ハウハ」は神話の理想郷のことだが、パタゴニアで先住民掃討の任につく大尉は、失踪した娘を探し、ただ荒野をさまよい続け、理想郷へはたどり着けない。この世と、あの世にある楽園は繋がっているかもしれないが、夢落ちのようで、どうにも解釈に困ってしまう。映像は美しい。
確かカイエ・デュ・シネマの2015ベスト10に選らばれていたが、こういう実験的な作品好きなんだろうな。
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