イワシ

約束の地のイワシのレビュー・感想・評価

約束の地(2014年製作の映画)
5.0
四隅が丸い変形スタンダード・サイズによって広さより奥行きを強調し、ヴィゴ・モーテンセンの放浪の時間をひたすら引き延ばす。この選択は、ストーリーや終盤の展開から要請されたように思える。ティモ・サルミネンの撮影は、パタゴニアの地にアキ・カウリスマキ作品のような色彩を定着させていて美しい。この映画のミニマムさは、ケリー・ライヒャルト『ミークス・カットオフ』と比べてみると面白いと思った。
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