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ロスト・リバーのIのレビュー・感想・評価

ロスト・リバー(2014年製作の映画)
4.0
『ドライヴ』が好きだし、似てるのはもちろんそうだし、似てるから好き。まずサントラがジョニー・ジュエル(イタリアンズ・ドゥー・イット・ベター)なのが良い。ジョニー・ジュエルがプロデュースしたシアーシャ・ローナンの歌があるのも嬉しい驚き。
映画のまともな批評は上手く出来ない。
親友レフンの作品やジョニー・ジュエルと関わりがあるデヴィッド・リンチ作品との類似性はもちろんのこと、きっとそれらを参考にもしているだろう。でも、それだけではなく、他にも旧作のオマージュがいくつかされているように感じた。(何か古い作品の映像も出てきていたような)それを汲み取れないのは自分の映画知識が不十分だから。いつか分かるようになりたい。
そして、酷評されるのもなんとなく分かるけど、上手く説明できそうにない。
個人にはどうしようもできない状況(=荒廃した街)に置かれた主人公はどうすることもできず、、というストーリーが、あるようなないような感じだし(いわゆる雰囲気映画と揶揄されるやつ、私は雰囲気映画好きだけど)前述したように既存の監督作品"風"になってしまってるから微妙な評価なのだろう。
でも、最初から上手くできる人もいないし、ライアン・ゴズリングはクリエイティブな人だし、何より趣味が個人的に好きだし、やりたいことはわかる、まだ最初だからやりたいようにやれていないだけ。
今後また作品を撮り続けてくれたら嬉しいなぁ。。

因みにレフンは『ロスト・リバー』のことを、「俺たちは生き別れた双子だから作品が似てるのは当たり前だし、俺はこの作品大好き」と言ってるらしい。さらに「ライアンと出会って話して、俺たちは精神的にファックした」みたいなことを言っていたらしくて、素晴らしいシンパシー具合・愛情、ストレートに相手へのリスペクトや友情や愛情や賛美を表現していて、感動した。
あと最初『ハウ・トゥ・キャッチ・ア・モンスター』という題名だったらしいけど、改変してくれて良かったよな。
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