ハマジン

囚われの美女のハマジンのレビュー・感想・評価

囚われの美女(1983年製作の映画)
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全編にただよう「狸に化かされた」感含め、一番近いの鈴木清順映画では。というか『陽炎座』(1981)を強く思い出した(「生きてるのか死んでるのかよく分からん金髪美女」といえば上記作の楠田枝里子そっくりではないですか)。
映画の着想元であるマグリットの絵画そのものよりも、マネ『皇帝マキシミリアンの処刑』の引用の仕方がむしろマグリットっぽくてよかった。
撮影監督アンリ・アルカンによる、夢のような色調にうっとり。
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