ねこじた

365日のシンプルライフのねこじたのレビュー・感想・評価

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)
2.9
フィンランドの20代の男性の実話、監督主演。
幸せを見つけるために思いついた実験が、持ち物を全て倉庫に預け、1日1個だけ持って帰る、1年間、何も買わない。
どんな順番でモノを持ち帰り、何に気付いて行くか興味深かった。

モノに溢れてるが満たされてない生活をしてるからこそ生まれる発想。
実話なんだけど、出て来るモノはだいたいハイセンスだし、音楽はJAZZが流れてる、とにかく友達に恵まれてる。おばあちゃん子な主人公。おばあちゃんがこれまた、魅力的。
実験中、彼女が出来る。リア充のドヤ感が否めない(笑)お洒落感が逆に残念になってしまってる。

1年後の着地点は、意外性が無いとこがリアルだが、それだけにトキメキくものも薄い。

主人公が、何のモノを持った時に自分の心が反応するか比較しながら観ると面白いかも。
私は、暫く裸にコートで生活してた主人公が、服に身を包むことの気持ちよさを覚えた時が、とても羨ましいと思った。
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