このレビューはネタバレを含みます
これまで、「物欲」「モノ」に関して深く考えてこなかったし、社会人になった今がこれまでの人生で最もお金に余裕がある状態なので、「モノ」と向き合うこの映画をこのタイミングで観られたのは良かったかもしれない。
主人公のおばあちゃんの「人生はモノではできていない」「モノはただの小道具」という言葉が全てかもしれない。
モノはあくまでも、人生を彩る小道具に過ぎないし、人生を作るのはそれ以外なのかもしれない。
主人公は「所有とは責任でありモノは重荷になる」と言っていし、家族、結婚、子供とモノに関しても語っていた。愛する人達を一生守っていくには、自分のモノは邪魔なのかもしれない。
身の回りを、自分が生きていくために必要なモノだけにした時、初めて本当に必要なモノを手にすることができるのかもしれない。