俺の将来は順風満帆、と思いきや、親父が倒れて亡くなってしまった。家を出ていった自分は、家業を継ごうなんて思ってもいなかったが、やがて家族を助けたい気持ち、家族の大切さを思い知る。家業は火の車、追い討ちをかける意地悪婆さんも登場して、テレビドラマのような作りでしたが、音楽も風景も良かった。主人公、ブライアン・アダムスとオーバーラップしてしまいました。

仕事にも恋人にも恵まれ、ｻﾝﾀﾓﾆｶでしがらみのない気楽な生活を満喫していたｼﾞｪｰﾑｽﾞは、故郷の家族から父親の体調が優れないとの連絡を受け、家業のﾎﾃﾙを手伝うため仕方なく一時帰郷する事になった。



良いｽﾄｰﾘｰではありましたが、日本の昼ﾄﾞﾗを感じさせるものでした。

弟ﾄﾑとの確執にﾎﾃﾙの負債と八方塞がりのｼﾞﾐｰだったが、自身の人脈を使い見事にﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞで終わっている。

しかし、どうしても都合の良いところが目に付いてしまう。
あれだけの観客が集まったのなら、それなりのPAｼｽﾃﾑも必要ですし、かなりのﾘｰｽ代になるだろう。
そして何本も切断されたｼｰﾙﾄﾞは、5分程度で直せるものではない。
第一あれだけのｽﾀｯﾌしかいないのに、ゆっくりと音楽を聞く暇もないだろう。

ｱｲﾃﾞｱは良いのですが、詰めが甘かったように感じてしまう作品でした。

故郷を離れていた息子がとあることで実家に帰り直面した現実。悪役と思われる登場人物パンチなく、キャストに華がないのが残念。美味しい所をもってったミュージシャンは本物だったらしい(知らなかったけど)。すっきり終わった風だけど、あの金の行方は？