ローズまりぃ

メトロ42のローズまりぃのネタバレレビュー・内容・結末

メトロ42(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

582本目。
2022 387
邦画縛りだったけどこの作品が明日までなので放り込む。凄い…電車の急ブレーキやら左右にぶつかりながらの人々の表現がめちゃめちゃよかった。
でもなんでパニックに不倫とか浮気とか絡めてくる作品多いのかなぁ。いらないよね???こんな事で関係が修復するとでも??



ロシア・モスクワ。今日も何気ない1日が始まろうとしていた。美しい人妻のイリーナは実業家のヴラトと不倫関係にあった。イリーナには優秀な外科医の夫アンドレイと一人娘のクシューシャがおりアンドレイは薄々妻の不倫に気付いてはいたが強く言うことはできずクシューシャもそんな父に苛立ちを隠せないでいた。一方のイリーナもヴラトから離婚して一緒になろうと誘われており悩んでいた。その頃モスクワの地下を網の目のように走っている地下鉄のベテラン職員セルゲイは地下鉄のトンネルから水漏れが起こっているのを発見するが上司からは常日頃のアルコール問題を問われて軽くあしらわれてしまう。
アンドレイはクシューシャを学校に送り届けようと文化公園駅からサドーヴァヤ駅へ向かう地下鉄の42号車輌に乗車する。しかしこの車両には道路の渋滞にしびれを切らせたヴラトも乗り込んでいた。折しも電車内は朝の通勤ラッシュ時で数多くのモスクワ市民が乗り合わせていた。順調に運行していた電車だがその時地下トンネルが地下水の重みに耐えかねて崩落を始め電車の前方からは大量の水が押し寄せてきた。運転手は急ブレーキをかけるが電車は水流と乗客の将棋倒しに巻き込まれ数多くの犠牲者を出してしまう。
電車内にはアンドレイとクシューシャの他に喘息持ちの女性アリーサと彼女を口説いていた青年デニス、元チェルノブイリの看護士で酒飲みのガリーナ、人の良いサラリーマンのミハイル、犬などが取り残されていた。近くの駅に逃げようとして車両から脱出した人々はレールに流れる高圧電流で次々と感電死していく。その頃夫や娘と連絡が取れないイリーナはニュースを聞くやもしかしたら夫と娘は地下鉄に乗っているのではないかと感じ真相を知ろうと奔走。一方地下鉄本部ではいずれトンネルが大規模崩壊を起せば地下鉄網にモスクワ川の水が流れ込みモスクワの半分が陥没すると判断し事故を起こしたエリアの気密扉を閉鎖して液体窒素を注入し水を凍らせる決断を下す。
喘息の吸入薬を失い発作に苦しむアリーサをデニスが懸命に助けるがミハイルは水流に流されて絶命してしまう。その頃救援隊も車両に向かっていたが水流に阻まれて救出は難航していた。そんな時アンドレイはヴラトがイリーナの不倫相手であることに気付きしかもヴラトがクシューシャとも仲良くなっているのを見て混乱に紛れてヴラトを殺害しようと決心。その時ようやく救援隊が到着しアンドレイたちは無事救出される。救急車に乗ったアリーサとデニスは想いを確かめ合いガリーナはこれで酒が飲めると安堵していた。イリーナはアンドレイに駆け寄るが怒りのアンドレイは振り切ろうとする。それでもアンドレイに寄り添おうとするイリーナを見てヴラトは彼女から身を引く決断をする。やがて地下鉄のトンネル内には液体窒素が注入されようやく街は落ち着きを取り戻そうとしていた。
ローズまりぃ

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