てるる

へんげのてるるのレビュー・感想・評価

へんげ(2011年製作の映画)
3.3
夫婦の愛の物語らしい。

原因不明の発作を起こし、体の一部が変化していく夫と、戸惑いながらも支えようとする妻。

カフカの「変身」や「ザ・フライ」に、「鉄男」に「寄生獣」、マンガの「ハカイジュウ」などなど、好きな物ごちゃ混ぜに詰め込みました感。

「謎の言葉」「たくさんの虫のようなものに乗っ取られる感覚」だとか、祈祷師が出てくるあたりは白石監督ぽくて楽しく観ていたら、クライマックスで超展開に。

そっちのジャンル(どのジャンルかはネタバレになりそうなので控えます)が好きな人にはたまらないかも。

個人的にはそのジャンルに思い入れが無いので、ちょっと「え?」てなった。
中盤までのオカルトっぽい流れのままのほうが良かったのにな。

主役の人の演技は微妙。
むしろ祈祷師の人の早口がすげぇ!てなりました。
あの女優さん?コワすぎシリーズとかに出演して欲しいわ。

50分くらいしか無いので、サクッと観られるのは良き。

ユーネクストで今日までの配信のようです。
てるる

てるる